大阪市の歯科技工所、デンタルバイオビジョンの辻です。
このコラムは主に口腔内スキャンのケースを扱っていく中での気付きや、設計のコツ、トラブル防止策、最新情報などをコラム形式でお伝えします。
IOSでもマージンラインがきちんと読み取れるデータであれば、ブリッジ製作は可能です。ただ、デジタルデータにもひずみは生じるので、一概には言えませんが、天然歯支台の症例だとフルジルコニアで8ユニットブリッジくらいまでなら可能だと思います。(エラー要因はデータの歪みだけでなく、デザイン、使用するジルコニアディスク、ミリング加工精度、シンタリング焼成など様々な要因が考えられますが・・)
このような大臼歯ケースは連結部強度をしっかり確保しつつ、均一なエンブレジャースペースを設ける必要があります。ポンティック基底部は均等に顎提部と接触させることも数値設定をおこなうだけでできるので、やはりデザインはデジタルが早くて正確ですね。
咬合面の赤い点が対合歯と接触している部分です。ABCコンタクトを意識してデザインしました。
モデルレスであっても、高精度、無調整を目指しています!!